第五集

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かわち野

かわち野第五集愛犬 コロ黒江 良子 息子達が小学生の低学年の頃である。 午後三時過ぎ、もう帰って来る頃かなあと何気なしに門扉を開けようとした時、一匹の首輪のない犬が門扉と私の間をすり抜けて入って来た。「あっ」と声を上げ「こらあ!」と叫んだ。...
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かわち野第五集我が家の「ひよっこ」達岩井 節子 この夏、久しぶりに我が家の軒先で燕の巣立ちを見ることが出来た。以前、せっかく育っていた雛達が蛇に襲われて以来十数年ぶりである。 毎日何回も、そーっと玄関の戸を開けては雛たちの様子を見る日々。戸...
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かわち野第五集はじめに綴り方講師 数田 加代子 今年で五冊目となる作品集『かわち野』は、一年間の執筆作品の中から、自選、および他薦により各自一編を厳選しました。 今回、作品集とは別に、全員で同じ投稿先に作品を投稿しよう、と受講生から提案があ...