かわち野

かわち野第二集

あとがき

重里 睦子

 今年度は、受講生の皆様の書く意欲に、只々圧倒されました。中には、講座当日、出かける直前まで書いていた、というものを持って来られる人もいました。じっくり考えて書き上げることは大事です。
 しかし当日、書き上げたものでも、その人の人柄が表れていて、味のあるものだった様に思います。
 作者には、この文集の中の作品を読んでほしい人がそれぞれいるでしょう。そうして伝えることにより、作品は『宝物』になろうかと思います。
 今回も、皆様の貴重な体験をエッセイにし、感動を味わうことが出来ましたことを、とても嬉しく思っております。 尚、表紙の図柄は、受講生の黒江 良子さん作です。優しい色合いと、町の灯でほのぼのとした温か味を添えてくださいました。
二〇一五年三月吉日