第六集

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かわち野

かわち野第六集 てるてる坊主 黒江 良子  昭和三十二年の大阪。私が小学五年生で妹が小学一年生の夏休みの事だった。 その日は、父が出勤し母も仕事を持っていたので留守で、兄達も外出していた。宿題を終えて二人で台所の板の間にペタンとお尻を落とし...
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かわち野第六集 旅の道づれ 岩井 節子  平成29年春、娘と2人で、オランダ・ベルギー・ルクセンブルクへ旅をした。 旅行会社のツアーで、エコノミークラスの旅であるから、飛行機の座席指定はできない。3人席の通路側の席には、背の高い、青い目の青...
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かわち野第六集 はじめに 綴り方講師 数田 加代子  今年で六冊目となる作品集『かわち野』は、一年間の執筆作品の中から、各自、選りすぐった一編を掲載しました。 「書けないという理由で、欠席しないで下さい。手ぶらで来て、仲間たちの作品の感想を...