第七集 かわち野 かわち野第七集 先を案じても 三浦 佐江子 梅田の地下道は、夕方4時を過ぎると仕事帰りの人たちで溢れだす。混雑する前に帰りたい。少しでも早くと御堂筋線の改札から、中百舌鳥方面行きへの階段を駆け下りた。電車はまだ来ていない。 列の6、7番... 第七集