第六集 かわち野 かわち野第六集 てるてる坊主 黒江 良子 昭和三十二年の大阪。私が小学五年生で妹が小学一年生の夏休みの事だった。 その日は、父が出勤し母も仕事を持っていたので留守で、兄達も外出していた。宿題を終えて二人で台所の板の間にペタンとお尻を落とし... 第六集