第七集 かわち野 かわち野第七集 成人式とする 坂下 啓子 私に二十歳の三月、縁談話が持ち上がった。「えーっ。なんで私に?」 突然の事で、頭の整理がつかない。相手は遠縁の人(祖父の従兄の息子)で私も二、三回は会った事がある。そう言えば二ヶ月位前、仕事で京都... 第七集