かわち野第九集
二〇二三年、バービー愛 再燃
林 和子
はじめに、『バービー』といっても、芸能人の『バービー』ではありません。
身長30センチ程の、『リカちゃん人形』より大人っぽいナイスボディの着せ替え人形のことです。
小学生の頃、母に買ってもらい、夢中になって遊びました。ですが、いつの間にか人形遊びも卒業し、それ以来全く忘れ、人形そのものも私の手元から消えてしまっていました。
それが、出逢いから30年以上も経って、私の元に戻ってきたのです。でも、戻ってきたのは人形本体だけで、残念なことに、買ってもらったはずの着せ替え用の洋服5、6着は有りませんでした。
時間が経つにつれ、着たきりの服を替えてあげたくなりましたが、30年の間にバービーの顔も体のサイズも少しずつ変わり、買い求めるのは少々困難な状態となっていました。
自分で作ることも考えましたが、裁縫が苦手な私には、人形の服作りはハードルが高過ぎました。
発売当時のバービーの服は、その頃の有名デザイナーの服を参考に作られたものもあって、ジャストサイズです。タイトなスーツやイブニングドレス、カジュアルなジーンズをバービーは着こなしていました。そんな素敵な服の数々を、また実際に見たくなりました。
バービーとの再会から20年、出逢ってから50年以上過ぎた今も、インターネット上でさえ別売りの洋服セットは見たことがありません。
復刻版バービーも持っているので、人形本体は不要なのです。
手作り服をと、また考えていましたら、先日、『バービーの企画展』が来年あるという情報を得ました。
欲しい洋服セットが入手できるかどうかは分かりませんが、一年後、バービーと会えるのを楽しみに待っているところです。