かわち野第六集
詩 僕らは奇跡で出来ている
津田 展志
生まれる事が奇跡なら
生き抜くことも奇跡だが
持って生まれた宿命と
奇跡がもたらす運命に
喜び悲しみ苦しむが
出会う数だけ思い出と
明日に繋がる道が見え
増えて忘れて思い出す
思い出すのも奇跡なら
僕らは奇跡で出来ている
人と人の繋がりは
運と言う名の奇跡だが
奇跡と奇跡が繋がれば
大きな奇跡を生むけれど
奇跡は只では生まれない
自分を大事に思う時
相手を大事と思う時
大事がたくさん集まれば
宿命さえも変えられる
僕らは奇跡で出来ている
生きる事が奇跡だが
人生試練が一杯で
負ける事もあるけれど
人の思いが強ければ
試練を乗り越え前見える
一人じゃ無理と思えても
奇跡で出会う大事な人
試練も倍になるけれど
起こせる奇跡も倍になる
僕らは奇跡で出来ている
僕らは奇跡で出来ている
試練
この世の命の灯火は
試練続きで揺れている
試練を試練と思えたら
対処の仕方もあるけれど
不幸や苦しみ受け入れて
嘆き悲しむだけならば
心は凍え気が滅入り
落ち込む日々が続くはず
一人じゃ無理と思うなら
支え合える人がいて
互いに大事と思えたら
試練も倍になるけれど
互いの思いで和らいで
幸せ感じる日々が来る
明日
今日が終われば明日が来て
終わりなき世と思っても
先が見える年になり
明日が今日で終わるかも
スフィンクスのなぞなぞで
過去には存在しないけど
未来にあるが今はなく
人の心にあるものは
人の心に明日があり
望む明日になるように
今日と言う日を生きるなら
明日は希望に繋がるが
苦痛に繋がる明日もある
生まれた時から明日があり
明日の夢見て生きるけど
明日は明日の風が吹く