第四集 かわち野 かわち野第四集 十年日記 黒江 良子 還暦を前に買った十年日記。それまでノートに書いていたが、これだと一、二年前のその日に書いたことが、一目瞭然で分かり易い。 買うときに、十年と言うと、長い年月、未来という気がし、何だか欲張って厚かましい... 第四集
第四集 かわち野 かわち野第四集 「母」 岩井 節子 亡くなった母の部屋を整理していたら、女学校の卒業者名簿が出てきた。正確には、母の入学の年に鹿児島女子商業学校となり、昭和20年に鹿児島大空襲で全焼し、現在は城西高等学校となっている学校のものである。 戦... 第四集
第四集 かわち野 かわち野第四集 七夕の夕べ 岩井 節子 悠太が校庭で遊んでいた時に倒れ、この病院に運ばれてから1年近く経ちました。心臓の病気が見つかったのですが、手術もできないまま、4年生になってしまったのです。悠太は先週、看護師さんから『七夕祭りへの招... 第四集
第四集 かわち野 かわち野第四集 はじめに 綴り方講師 数田加代子 今年で四冊目となる受講生による作品集です。 昨年まで一人一編としていた掲載数を一~二編にしました。その結果、小説、旅行記を含む、盛りだくさんの作品が集まり、読み応えのあるエッセイ集に仕上が... 第四集